12 飛行機で事件発生!どの国で裁かれる?

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12 飛行機で事件発生!どの国で裁かれる?


皆さんこんにちは!


3分である意味賢くなるinfoです。


今回は飛行機に関する曖昧な法律についてお伝えします。


まず、1963年に署名された東京条約によると、


航行中、

つまり搭乗口が閉まって

目的地まで飛行して

着陸して

搭乗口が開くまでの間

に機内で起きた犯罪行為は航空会社が所属されている国の法律で裁かれるそうです。


国際民間航空機関(ICAO)で採択されたこの条約は100ヵ国以上の国が従っています。


また、日本は安全阻害行為禁止法という法律があって、

化粧室での喫煙行為、携帯電話の使用、乗務員へのセクハラなどの行為は

日本の法律に従って罰金などの処罰を課せられるそうですよ。



飛行機の話を聞くともう一つ気になることがありますよね。

よりによって3万フィートの上空を飛行している飛行機の中で

妊婦が赤ちゃんを出産してしまいました。


じゃあ、この子の国籍は?




普通、国籍は2つの基準で決定されます。

生まれた場所が国籍になる属地主義と

親の国籍に準じた国籍となる属人主義ですが、


空って…曖昧ですよね。



属人主義なら特に問題はありませんが、

属地主義ですと、上空の下の領土を国籍とするので、

太平洋の上空で生まれたら太平洋出身になってしまいますからね。


なので、行き先の国を機内の領土とみなしてているそうです。



例えば、成田発でLA行きの飛行機で生まれたら

その赤ちゃんはアメリカ国籍を獲得できます。


でも、そもそも妊娠中の体で飛行機に乗る行為自体危険な行為なので、できるだけ控えた方がいいですよ。



ちなみに日本や韓国などは属人主義なので、

どこで生まれようが親が日本人なら日本国籍となります。


アメリカやカナダの場合は属地主義なので、

生まれた場所が自分の国籍になります。


なので、日本国籍の産婦がアメリカで出産したら

日本の属人主義とアメリカの属地主義が両方適用されて二重国籍になります。



じゃあ…宇宙は?



宇宙は宇宙条約によって国が勝手に領有できません。

なので、普通は出身の国の法律に従いますが、

犯罪などは自分が乗っていた飛行船の国籍国の法律に従って裁かれます。


でも、まだ宇宙に関する法律がちゃんと整っているわけではないので、

宇宙産業が進んでいる分、今後ちゃんとした法律も必要になりますね。



本日の3分である意味賢くなるインフォはここまでです。


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