ラーケーション
少し前に耳にして、今朝もまた耳にしたので書いてみるかなと思いました。
「ラーケーション」
とは、
「ラーニングしながらバケーションすること」
ということで、
「お出かけを単なるお出かけじゃなく学びの場にしよう」
ということらしい。
うーん、分かったようで分からん!
だって、お出かけするってことは、普段とは違うことをするってことです。わざわざ「学び」ってつける必要あるのかな。
まあ、考え方は色々あると思いますが、それをもっと形にするためにか、
「年に3日まではラーケーションの申請をしたら学校が欠席にならない」
というシステムができるらしいのです。びっくりです。
私が子供の頃というと、一番えらいのは、
「無遅刻無欠席」
で、
「皆勤賞」
などという賞をもらったりもしてました。
私はすぐにへたれる子だったので、遅刻はほとんどありませんが欠席しない年ってのは幼稚園から大学卒業まで全くなく、いつも皆勤賞の子はすごいなあと感心していたものでした。もしかしたら妹はもらってたことあるかも知れない。何にしろ、私には縁のない賞でした。
そういえば、幼稚園の時、同じクラスの子が熱を出してるのに、お母さんが「行きなさい」って行かせてて、その子は熱で涙目になっても幼稚園に来てました。かなりの距離を歩いて通園する幼稚園だったので、あれはつらかっただろうなと思います。うちの母も「あんな状態でも幼稚園行かせてた」ってその後もその話をしてたことがありますし、私もよく覚えています。
でも、それが今とはちょっと受け止め方が違うんですよね。今だったら、そんな熱の子を幼稚園や学校に行かせるのはもしも感染症だったら大問題ですし、そうじゃなくても虐待ってことになりそうですが、当時は、
「そうやってでも行かせる親も偉いし行く子も偉い」
という感じでした。
仕事でも学校でも、「休む」ということに対する考え方がすっかり変わってるんです。「休むこと=悪」みたいな、「24時間戦えますか」が美徳とされた時代だったんでしょう。
同じ頃、近所にお父さんの仕事の都合で、9月になったら学校を休んでお父さんの田舎に帰省する家があったんですが、みんな「よくそんなことできる」「それを隠さないのもびっくりする」という感じであまりよろしくないように言ってました。今だったら、親の仕事の都合でそういう人結構あるんじゃないかと思いますが。
だからでしょうね、そうして「ラーケーション」と申請すると、それも「授業の一環」として出席扱いにするというのは。
自分の子供時代にあったらどうだろうなと考えてみましたが、普通の日曜日にご近所の方とたけのこ掘りに行ったり、キャンプに行ったりしたこと、そういうのが「ラーケーション」として認められてたのかも。一日遠出してその翌日の月曜日からまた一週間学校、今思えばよく行けてたな、今だったら無理です。
子供だって遠出した翌日は休みたいですよね、金曜日とかに取る人が増えそうだなと思いました。
今はそのぐらいの感想しか持てない自分がちょっと情けない気もします。
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