ピコリーノ

 今朝、ネットニュースのネタを見ていたら、


「お、なつかしい」


 と、思う単語が目に飛び込んできました。


「ピコリーノ」

 

 ご存知の方は、私と同じように、


「お、あれだな」


 と、思われると思います。


 これ、名前は知らなくても見てる方は結構多いのではないかと思います。


 公園の入り口などで、車なんかが入らないように金属製の柵を設置していたりしますが、その上に小さな小鳥が何羽か並んでいるのを見たことがないでしょうか? その小鳥たちがついてる柵の名前が、


「ピコリーノ」


 と言います。


 かわいらしい名前ですよね、単純に、


「鳥模型付柵」


 とかにしなかったところに、これを作られた方の愛情をセンスを感じます。


 元々は、


「あの柵に子供達が乗ったり座ったりして危ない、何か方法はないか」


 と言われたところから、上に何かつけたらいいんじゃないかと考えられたものらしいです。

 

 単純に、上に座れないようにするだけなら、もっと無骨な物、例えば危険ですが最悪トゲトゲでもいいわけです。それを小鳥にしようと思った方、いや、神?


 私はこの柵を市民会館の入り口で初めて見ました。


「うわあ、かわいい柵」


 と思って、それからは他の場所でも設置されてるのに気がつくようになりましたが、一番最初に浮かぶのは、やっぱり今でも市民会館です。


 後年、それに、


「ピコリーノ」


 という名前があると知って感激したんですが、いや、今日まですっかり忘れてました。


 上の小鳥ちゃんたちの名前じゃなく、製品名なんですが、この名前だと上に並んでる子たちの名前かと思ってしまいますよね。


 どこかで見かけたら、


「ピコリーノちゃんだ」


 と、思ってあげてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る