息子にほしい
毎日、
「大谷選手」
という言葉を聞かない日はありません。
野球にあまり興味がなく、詳しくない私でも、なんだか色々なことを知らないうちに知ってしまうぐらい、テレビでは始終大谷選手の話題をやっています。
そして、それだけのことを言われて、話題に出て、それが不思議じゃないぐらいすごい人なんだな、ということも理解しています。
やってたら、私もついつい見てしまいますし。
先日、「紙兎ロペ」でもそのことを取り上げていました。
アキラ先輩が、
「今、日本中で大谷が自分の息子だったらって言われてるんだろうな」
そう言ってるのを聞いて笑いました。
そしてその続きがロペらしい。
「こっちからしたら、そんな息子に育てたかーちゃんほしかった」
これにも笑いました。
確かに逆の立場から考えると、そういうことにもなりますよね。
そして、うちの母親もそんなことを言っていたのを思い出しました。
多分、テレビで甲子園の話題をやっていた時のことです。
「こういうところで優勝した選手のおかあさんです、ってインタビューとか受けたいと思ってた」
みたいなことを母親が言い出しました。
うん、言われても、どこからどう見ても全くかすりもしないので、言われたからってどうにもできないんですけどね。
よく、親が自分ができなかったことを子どもに託す、というのがありますが、うちの母親の場合はそういうのじゃなく、なんでもいいから子どもがそういう晴れがましいことになり、「お母さんです」と紹介されたかった、みたいなことをちょこちょこと言っていたのです。
なので、うちの母親の場合は、大谷選手ではなく、
「ヌートバー選手の母になりたかった」
な気がします。
あの楽しいお母さん、息子と一緒にメガネのCMにも出てましたもんね。
大谷選手のお母さん、というかご両親、他の家族、私は一切見たことがないです。もしかしたらマスコミにも紹介されてたのかも知れませんが、それよりやっぱり、お母さんというとヌートバー母がまっさきに浮かびます。
なのできっと、日本の母の中には、
「大谷選手みたいな息子が欲しかった」
じゃなく、
「ヌートバーみたいな息子が欲しかった」
みたいな人もいるに違いない、そう思いました。
みなさんはどっちの息子がほしいですか?
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