【無機化学】気体の収集法(解答・解説編)
【解答】
(c)フッ化水素
【解説】
置換法は以下のように決める。
・水上置換法…水に溶けにくい気体の収集法。最も正確に気体を収集できる。
・上方置換法…水に溶けやすく、空気よりも重い気体の収集法。
・下方置換法…水に溶けやすく、空気よりも軽い気体の収集法。
空気よりも軽いか重いかの判断は空気の平均分子量と収集したい気体の分子量を比較する。
空気の平均分子量:28.8
(28×0.8+32×0.2=28.8)
(a)メタン CH4 分子量 12×1+1.0×4=16
メタンは水に溶けにくい
∴水上置換法
(b)窒素N2 分子量 14×2=28
窒素は水に溶けにくい
∴水上置換法
(c)フッ化水素 HF 分子量 1.0×1+19×1=20
フッ化水素は水に溶けやすく(フッ化水素酸)、通常二量体と呼ばれる二つのHFで一つの分子を構成するので分子量が40になる
∴下方置換法
(d)一酸化窒素 NO 分子量 14×1+16×1=30
一酸化窒素は水に溶けにくい
∴水上置換法
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