【高分子】糖類(問題編)

を加水分解すると二糖Aが生成した。Aを構成する単糖はBとCでBは植物の細胞壁に含まれる多糖Dを構成する。Cのみで構成された二糖Eはキノコに多く含まれる。Cと単糖Fで構成する二糖Gは砂糖の主成分でFはGの約1.7倍の甘味がある。


(1)A~Gに当てはまる名称を書け。ただし、α,βの区別が必要なものについてはα,βを明記しなさい。


(2)A~Gのうち還元性を示さないものを全て選べ。


(3)二糖A・E・Gを加水分解するときに用いる酵素として適当なものをそれぞれ選べ。


(a)アミラーゼ (b)ラクターゼ (c)インベルターゼ (d)セルラーゼ (e)マルターゼ (f)トレハラーゼ (g)プロテアーゼ (h)チマーゼ


(4)下線部「ある多糖」について


(ア)熱水に浸すと溶性成分と不溶性成分に分かれる。溶性成分、不溶性成分それぞれの名称を書け。


(イ)この多糖はある溶液により呈色する。この呈色反応を書け。


(ウ)加水分解により(C6H10O5)n´で表される比較的分子量の小さい物質を生じる。この物質の名称を書け。


(5)多糖Dを加水分解して出来る二糖の溶液10mLをフェーリング液に入れると0.12gの沈殿が生成した。この二糖の溶液を加水分解すると何gの沈殿が生成するか。また1molのヘミアセタール構造に対してフェーリング液の沈殿が3mol出来るとすると二糖の溶液の濃度はいくらか。ただし、加水分解のために加えたものはフェーリング液の沈殿を生成する反応に関与しないものとする。(H=1.0,C=12,O=16,Cu=64)

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