別涙

詩川貴彦

第1話 それでも春になりますか

「それでも春になりますか」


あれからずっと目を伏せて

枯れ葉の道を歩いてる

思い出だけを抱きしめて

それでも春になりますか

それでも春になりますか


<div>あれからずっと夜の道

冷たい部屋に帰ります

あなたのことを考えて

それでも春になりますか

それでも春になりますか


遠くで春の足音が

聞こえるような気がします

誰もが春を待ちわびて

優しい午後を想います

それでも春になりますか

それでも春を待ちますか

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る