第2話 駿台全国模試で撃沈する

 旧帝大なんか程遠い。


 駿台模試受けてきました。

 久しぶりの模試。約半年ぶりくらいかな。


 当日ははりきって会場に3番目くらいに到着。閑散とした会場。

 次第に人は増えていき、ついに数学の模試が始まった。

 数学は得意科目の一つだ。結構自信があった。


 一問目。撃沈。

 二問目。撃沈。

 三問目。完答。

 四問目。撃沈。


 うん、三問目頑張った。。


 次は国語。これも得意科目。


 漢文解いて、古文、んで現文。これが現役時代からのルーティーン。国語担当の先生に教えてもらった一番おすすめの解き方。


 では、よーいスタート。

 おりゃぁぁぁぁ。

 

 漢文と古文に時間かけ過ぎた。。現文は言わずもがな。


 昼食休憩をはさんで、次英語。一番苦手な科目。現役時代の戦犯でもある。

 共テの得点は他が7割以上あるなか英語のみ4割を切る悲惨な結果に。


 あれ? 解ける……。嘘だろ……。

 結構自信あり。

 まだこの時の僕は。


 次いで日本史。これは可もなく不可もなくな科目。共テ前の模試では38点だったのだがそこから焦りに焦って勉強を続けた結果、76点まで伸ばすことが出来た。

 流れが大事だとかよく聞くけど結局暗記が大切なのだと気づいた。(人それぞれだと思います)


 もはや力尽きている状態で日本史。

 うん、答えは分かる。けど去年私大受けてないから筆記の練習してねぇ。漢字が分からん。

 『しゅうげいしゅちいん』ってどうやって書くんだっけか?

 分からん。

 正直舐めてた。


 こうして闘いは終わった。


 回答が配布される。

 

 そそくさとカバンにしまい駅へと向かった。

 コロナの影響もあるので特急券を購入し、電車に乗り込む。指定席で人がいないので快適だぜ。

 早速回答を開く。


 自身のあった英語が一ページ目。

 あれ? おかしい。

 こんな解答覚えはないぞ。あれ、文章ってこんなないようだったっけ?


 撃沈。


 結果。

 数学。撃沈。

 国語。撃沈。

 英語。撃沈。

 日本史。撃沈。


 旧帝大なんか夢のまた夢の気がするこの頃。

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