悪役令嬢三姉妹の日常会話

数字ですわ

「鬼堂内閣の支持率が順調に伸びております」

「現実世界とはえらい違いですね」

「コラ」

「シェミーが思うに、そうすかんですわ」

「アザゼラお姉さま、数字ですわ」

「マイネ・ポイントよこせ～」

「ダス・ゲマイネ」

「ばらまくのです」

「何を？　ねえ？」

「クラーケンの胃袋にプールしてある実弾は、実に有益な効果を示すでしょうねえ」

「朽木新党を動かし、われらが実権を握るのです」

「宇宙の帝王がいまさらですか」

「筑豊も統治できんくせに」

「言ってくれるな」

「海を渡れないのです」

「金づち？」

「そっちかい」

「関の魚が食べたいな～」

「包丁でも食ってろ」

「誰か送ってくれないかな～」

「ガラクタでも送ってもらえ」

「あれ、気がつけばミニマリストに！」

「すな～」

「今日はいまいちまとまりません」

「まとめる髪の毛もねえです」

「言うな」

「やる気がないのでこの辺で」

「珍しく調子が悪いのですか？」

「白いワニが」

「江口先生か」

「間奏曲は必要です」

「ごまかしおった」

「ま、たまには杖休めもね」

「杖」

「おや？」

「見苦しいぞネプチューンマン！」

「終わる段になって加速するなや」

「いちば～ん！」

「ビッグ・ザ・武道」

「肉ネタを投下すな～」

「肉いうな肉」

「人じゃないぜ！」

「ウツロと龍子のラブコメディ」

「ええかげんにしる」

「バカップルめ」

「死語か」

「見事に転ぶ」

「だからやめいて」

「キリがないので終わりますか」

「ウツロの続きをがんばります」

「新キャラが続々登場しますぞ」

「収集つかへん」

「ゴミ収集」

「脱脂粉乳！」

「終われ」

「は～い」

「せ～の」

「おほほほほ」

　いまいちくんな朽木さんは、夜の郊外でチャモアンに戦いを挑むも、デコピン一発でのされましたとさ。

「こいつがてめえと勝負するんだ」

「おまわりさ～ん！」