第13話 眠り姫


君が目を眠り続け幾月が経っただろう


君の笑顔も声も電子的な物ばかり


もう疲れた


死ぬのならせめて君の顔を見てから

そう思い君の病室の上から飛び降りた


病室の窓が近づく

死ぬ時は体感速度が遅くなるって本当だ


最後に見た景色は

病室のベッドで驚愕に目を見開く君の姿だった


#呟怖

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