第112話 繊月
消えそうに細い月の姿が
どうしてか気になったのです
その淡い光は儚くて
夜の闇に溶けてしまいそう
それでも濃紺の空の中
確かに存在するあなたを
この目に焼き付けたかったのです
どこか強い意志を思わせる
儚い姿を心に刻みたかったのです
胸に宿る弱さとか
逃げ出したい現実とか
全てすべて受け入れて
ここからまた歩き出すために
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます