第70話 遮断
手をかざす
視界が覆われ
ほっと息をつく
見えないのなら
ないのと同じでしょ?
耳を塞ぐ
音が遮断され
ほっと息をつく
聞こえないなら
ないのと同じでしょ?
こうやって僕は
世界から僕を覆い隠す
ここにいる僕を
なかったものにする
だって何にも感じなければ
始めからないのと同じでしょ?
こぼれ落ちた雫に
気づかないふりをして
今日もまた僕は世界を隠す
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます