201話_ドキドキピッタリミッション

「旦那様、どうですか気持ち良いですか?」


「シオリ、、ど、どうですか、」


レティ、ソフィアが僕の腕をギュッとおっぱいで挟む。


「……」


自然と無言。僕には刺激が強すぎたようだ。そのまま意識が遠のいていく。


「旦那様!?」


「シオリ!?」


「シオリには刺激が強かったようだな」


「それはそうだけれど、あれかなりエッチなやつよね。シオリも嬉しかったんでしょうね」


淡々と解説する司会と実況。自分の胸をぷにぷに突つき、気にするミュウ。それを優しく見守るシェイド。


「ミュウ、心配するな」


「なんの心配よ!」



◆◆◆◆◆



「第二対決ー!第一対決はシオリの気絶によりドローということで、次は膝枕で耳かき対決!」


「耳かき?」


「膝枕?」


「えっちなこと以外で気持ち良いもの、といったら耳かきよね。耳の中は人体でも敏感なんだから、どっちが優しくシオリの耳の中を掃除できるのか対決よ」


ミュウは2人に力説する。


「ゴシック女、やったことあるんですの?」


「ないわよ」


「(…なんでそんなに自信ありげに語れるんですの)」


「(ないんだ……)」


「いい?それじゃあ青女からスタートよ」


レティは正座をすると、シオリを膝の上へと誘う。先ほどの気絶からようやく目覚め、フラフラしながらレティの膝に頭を置くシオリ。


「それじゃあ…失礼します…」


「っあん…」


「!?」


レティが艶っぽい声を出すのでびっくりするシオリ。


「だ、大丈夫?」


「大丈夫ですわ。旦那様に膝枕を出来るなんて……私少し感じてしまいましたわ」


「…えっちな方向に持って行ったら失格にするわよ」


「なにがえっちなんですの!ただ感動で声を漏らしただけですわ」


レティはミュウにベーッと舌を出した後、シオリの顔をまじまじと見つめる。


「ハァ…旦那様の顔をこんなに近くで見られるなんて」


ぐーっと顔を近付けるレティ。


「しばらくこうしていたいですわ」


「レティ…顔が近いな……」


「さっさと耳かきやりなさいよ。失格にするわよ」


「しつこい女ですわねぇ…。わかりましたわ。それでは、旦那様、お耳の中を失礼致しますね」


レティはシオリに耳元でそっとささやいた。その時、シオリが、かすかにビクッとしたのを見逃さなかった。


「旦那様、どうかなさいましたか?」


ビクッ。


「耳元で囁かれると…くすぐったくて…」


その言葉に、レティの口角がニヤリと上がる。


「旦那様…」


「ひゃっ」


「お慕いしておりますわ…」


「うぅ…」


ゾクゾク。


シオリが身悶えするのが楽しくて、レティはシオリの顔を撫でながら、優しい声色で声をかけていく。

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