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目次
断罪者
歪みし世界の中
一人たたずむ 嘆きの天使
諸共の罪をまとった
身に負うは赤羽
理に囚われて舞い続ける天使
飛び立った先には 深い絶望
振り上げた鎌で裁かれるは
永久の罪人
偽りの罪に捧げられた愚者
空を裂く一閃
飛び散る赤色
繰り返す時に気づかないまま
滅びの歌 奏でる天使
鮮やかな色に染められた
振るうは罪の大鎌
愛しい人のためなら漆黒の闇になりましょう
物語のさい果てには 変わらぬ破滅
積まれるむくろは 断罪の記憶
愚かな天使
終わらぬ裁き 絶えない悲鳴
赤い翼 はためかせて
舞い踊る
光差さない永遠の闇
真紅の瞳に紅の翼
罪と罰 廻る踊る
解けない呪縛
鋭く研がれた鎌で切り裂いた
愛しい罪人
血の色雨が降り 断罪者は
冷たい躯を抱えて叫ぶ
ああ……罪滅ぼしは終わらない
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