約束の行方は……
「懐かしい〜」
本棚を整理していると、かつての幼馴染から貰った絵本が出てきた。
「ん?」
パラパラ捲っていると色紙が落ちてきた。これは……
「あーっ!」
唐突に響いた声。でももう遅い。
「お嫁さんにしてね、か」
「まだ早いっ!」
かつての幼馴染、今は恋人の彼女が、恥ずかしそうに笑っていた。
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