邪気は払えど、邪念は……
「お粥置いとくね」
「ゴホッ……あ、ありがと……」
「無理しないで。食べれる?」
幼馴染が風邪をひいたらしく、プリントを届けるついでにお粥を作った。奇しくも今日は七草粥を食べる日だし……
「その……食べさせてくんない?」
「え?」
ドキッとした。どうやら、彼にはまだ私の知らない面があるみたい。
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