気の合う相手


 三箇日最終日の初詣は人が少ない。

 この後友達と遊ぶ約束もあるし、これならすぐ帰れそ……


「あけおめー!」


 安心し切っていたところへ、ポンと肩を叩かれた。


「まさかお前と会うとは……」


「何その反応! ひどっ!」


 しまった。つい本音が。


 だってこいつといると、いつも話が弾んで日が暮れるから。

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