どこまでいっても腐れ縁


「ね! 見て!」


 体育のランニング中。近くを走っていた幼馴染が、急に話しかけてきた。


「なに?」


「隣の中学校、運動会してる!」


 見ると、障害物競走の真っ最中で、先頭の2人が接戦を繰り広げている。


「いいなー」


「俺たちの高校は体育祭だからな」


 「ね。それに……一度は違う組で競いたかったなー!」

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