魅了と威圧のハートアタック
@HouseFoods_TC
第1話 運命は突然に
俺の名前は
当然偽名だ。
今のご時世、本名なんて明かしたらネットのオモチャになって終わる未来が待っている。とはあまり詳しく知らないからこその偏見かも知れないが
本名はあまり言いたく無いので、好きに呼んでくれればいい。
名前の由来は適当だ。
正直、俺は普通の人間で、偽名と言っても特に自分に特徴がなく
強いて言えば女の子にモテモテになりたいなーとの思いからこうなった。
この世界も約2年前の魔法革命からだいぶ変わり治安もさほど良く無い。
それもこれも、魔法という新たな力が急に世界で生まれたせいだ。
魔法は生き物の感情を元に使用できる力で、詳しいことは未だに分かっていないらしい。
だが願いを叶えることができる力という事で魔法はもう今の流行なのだ。
ある人は、火や水などを操る力を得たり、身体能力を上げる力を望んだ人はもはや人外の様な力を得た。
今のスポーツ中継など昔では考えられないほどハイレベルな戦いが見られ、身体強化魔法は人気な魔法の一つだ。
そんな中、俺は今日も祈りを続けている。
祈りの先は神だが、特定の神にでは無い。
魔法革命から今まで、神という存在が観測されたというケースはなかったが、
こんなファンタジーの世界なのだから超常存在の一柱や二柱くらいいるだろう。
俺はそいつらに会ってチートな魔法を貰いたいのだ!
そうとなれば今日も俺は神に祈る。
祈り方は特に決めていない。
ネットや本などで調べれば色々と出てくるだろうが、それらが正しいという根拠はないのだから適当にやるのと大して変わらないだろう。
今日は瞑想の様に祈ろうと目を瞑ったのだが、
つむられた目に映ったのは眩しい程の光だった。
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