ないものねだり






最後のあの質問に

ほしかったのは答えじゃなくて


あなたの中の私が

ただの顔見知りであることの確認で




きっとこのままいつか

赤の他人に戻るのでしょう


そうであってほしいと思うのに

考えただけで苦しいの




私はあなたの

特別になりたかった


一番じゃなくてもいいから

特別になりたかっただけ




ワガママね ホントに




分かっているけど

いいでしょ今くらい


どうせ届かない

届いたって叶うわけがないのだから




こんな私だって

少しくらい嫉妬してもいいでしょ






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