第6話 死神と乱舞

雨が降り始めた。大雨だ。天気予報だと雨は降らないと言っていた。


雨が血を洗い流していく。


五月雨。高校二年生。男。



五月雨は死神を連れ歩いてる。

夕陽に伸びる影。死神を映す。


ブレザー学校の制服。血に染まっていた。

影で踊る死神。


血の滴るナイフを手にしていた。


今日の依頼はチャイニーズマフィアの幹部連男三人の暗殺だった。

気配を消し、息も殺す。


出いりする事務所。まずは明かりを消し、視覚を奪う。

背後に立ち、ナイフで喉を切り裂く。断末魔も上げず床に転がった男。

そして、慌てふためく組員たち、次々にナイフで喉を切り裂いた。


ぱち


明かりをつける。


転がった数人の男達。今日も依頼のない人まで殺してしまった。


まあそれでもいい。今日は今日、明日は明日。


ブレザーのポケットからタバコを取り出し火をつけ、煙を吐く。


「ピンイン」(完了)


文字を打ち、遂行出来た事を伝えた。


自分もいつかこんな風に血反吐を吐き臓物を垂れ流しながら死ぬのだろう。


死ねばただの肉の塊だ。


外に出れば大雨。返り血を雨が流していく。ナイフをブレザーにいれ、雨に暫く打たれた。

五月。男の名は五月雨。


今日もナイフを片手に、死神と踊る。

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