14.水神の使徒への応援コメント
水霊濡法。
僕が編み出した固有術式であり、その神髄は大きく二つ。
浸潤と蒸発だ。
この術式で生成した水には、僅かに僕の魔力を含んでいる。
生物にとって、他者の魔力は不純物だ。
もしも交じり合えば循環不全を起こし、魔力の乱れは術式の発動を妨げる。
水は浸潤し、対象に染みこむ。
しみ込んだ水には僕の魔力が込められていて、対象の魔力循環を乱す。
浸潤は地面や植物にも起こり、僕の水が浸透した大地は、僕の魔力によって支配される。
魔力が弱かったり、精度の低い魔術は発動すらできない。
たとえ発動しても、術式の精度が大きく落ち、効果も弱まる。
そして、浸透した水は時間経過で蒸発する。
蒸発の瞬間、対象の魔力を奪う。
彼らは今、水霊濡法の水に濡れている。
それにより術式発動を妨げ、発動できても効果は弱まる。
さらにこうしている間にも、彼らの魔力は蒸発によって奪われ続けている。
「くそっ! お前たちも戦え!」
全員が水に濡れ、術式行使を制限されている。
どれだけ叱咤されようと、正常には発動できない。
意地になって魔術を使い続ければ、余計に早く消耗するだけだ。
もはや彼らの魔術は発動すらしない。
息を切らし、全員が膝をついて僕を睨んでいるだけだ。
「そろそろ限界みたいだね。それじゃ終わりにしよう」
↑これ2回書いてあります
あと、使途ではなく使徒ではないでしょうか
1.生まれてすぐ川流れへの応援コメント
あらすじの文に誤字がありました。
その所為で髪さ前の信仰を忘れ、
↓
その所為で神様への信仰を忘れ、
母子共々、産みの母親含め幸せになってほしい…。
更新楽しみにしています。
作者からの返信
ありがとうございます!
誤字報告助かりました。
1.生まれてすぐ川流れへの応援コメント
こうして、捨てられた王女のアクトは水の女神ウルネと出会った。
最後の王女じゃなくて王子なのでは?