第7話 この虚しさは何だろう

「この虚しさは何だろう」


この虚しさは何だろう

それは心の翳り

秋の夕暮れに漂う

金木犀の香り


この虚しさは何だろう

それは心の鎖

秋の夕暮れを包む

黄昏色の景色


心が立ち止まる

思い出が僕を苦しめる

あの色もこの街も

それから秋の夜風も


この虚しさは何だろう

それは

君を失った心の空洞

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