第3話 直感は信じた方が良い
「バーン」と目の前で入ろうとしていた会議室のドアが閉まった。
過去に何人もこの人の下で辞めていったのは聞いている。精神を病んで廃人のようになった人もいる。
神経質そうにいつもそわそわしている。人の発言を手のストップサインで遮って口を挟む。人前で大声で罵倒する。やってはいけないと言われている行為を悪びれずにやってのける。みんな毎日びくびくして過ごす。毎日が憂鬱。
こういう上司いる?
なぜそんなことが出来るのか。なぜこんな人がマネージャーになるのか。相手がどう思うかなどお構いなしだ。
明らかに健全ではない。このような場合は戦わず逃げるが勝ちね☆
もみじは1週間様子を見てこのままでは危ないと離れる手はずを整えた。
もみじは行き先と先に交渉して行き先を決めてから、またバックフィルを求められると思うのでそれに対する対策もたててから、処理をすすめ、無事脱出出来ましたとさ☆
こういう人を見ると、因果応報という言葉を思い浮かべる。こんなことしていたら、いつか自分に返ってくるのに。こう考えるのはもみじの親の教育ね。
そして風の便りでそわそわマネージャーのもとから3名のマネージャーレベルの退職者がでて、ご本人が体調不良で入院したと聞いた。こわっ。やっぱり自分にも帰ってきちゃうのね。
もみじが負の連鎖をとめるアクションまですべきだったのか。そうかもしれないね。
もみじはこう考える。
マネージャーのお仕事は、いかに社員に気持ちよく働いてもらうか、またその先にいるお客様に最大限の価値と喜びを感じていただけるかにつきる。信頼関係を築けてこそ。
どのような理由があれ、人を傷つける行為はいけないよ☆
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