読書:谷崎潤一郎「春琴抄」

 恋愛小説の初めてをこれに奪われました。

 「純愛」と称しておすすめしてきた友達に殺意を抱いた。嘘ついてんじゃねーよ!!!!


 佐助のマゾ要素が強すぎる。終始引きながら読んでいた。

 一見春琴様が優位に見える関係性だけれど、谷崎潤一郎の他の作品にならうと佐助が本質的には優位に立ってるんだろうな。


 例の展開があるから純愛ポイントが高いんでしょうけど、やっぱり佐助のマゾが過ぎる。

だから不純な行動にしか見えませんでした。ごめんなさいー!!


 めちゃめちゃ読みにくいはずの文章だろうに、かなり読みやすく感じました。谷崎潤一郎は天才だね……

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