第117話 謎

「また悩み事か?」

「まぁな」


 聡と余気魅は悩み伏せている斗真の元に近寄り、その悩みを話すように促した。


「実は……彼女が浮気してるらしいんだ」

「ふぅーん」

「浮気ねぇ~」


(リアクション薄っ!)


 斗真にとってはかなりの衝撃発言だったのに、何故か二人は呆れていた。


「お前って何でそういう女に引っかかるの?」

「本当に!、なんか運命的なのがあんの?」

「知らねぇーよ!」


 斗真の心は乱れていた。


「……てか、お前の彼女って生徒会長だろ?、さすがにあの人が浮気って信じれねぇーけどな」

「確かに~あの人が浮気しているって言うのは信じられないけど……」

「だよな~」


 三人は腕を組み唸りながら考え始めた。


「「「……謎だよなぁ~」」」

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