「もう無理！、私部屋に戻るから」

「勝手にしろ！！」

「マジであんたと義理の兄妹になるとか最悪……いい親の前では話してあげるけど、基本的には話してこないで、ヘタレ！」

「はぁ！？」

　瑠衣は捨て台詞を残し部屋を出て行った。

「はぁ～最悪なのはこっちだ」

　斗真は溜息を漏らした。

（瑠愛と義理でも姉弟になれたのは嬉しいけど……アイツが義妹なのは……耐えられない…はぁ～これから、やってける気しねぇーよ）

　斗真は瑠衣に強いトラウマがある。

「戻ったよぉ～あれ？」

「…瑠愛」

「瑠衣はどこ行ったの？」

「俺と一緒が嫌らしいので部屋に戻って行ったよ」

「そう……じゃあここからは二人の時間ね♡」

　瑠愛はニヤニヤと嬉しそうな笑みを見せた。

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