めぐりあい
わすれないで
あの日のこと
ぜったい
ぜったい
わすれないで
そっと
目蓋を閉じると
きみの笑顔がよみがえるよ
いままで生きてきて
あれほど幸せな日々はなかったかもしれない
不思議だよね
それまでまったくお互い知らない同士だったのに
運命ってあるのかな
バラ色だったよ
なにもかもが輝いて見えた
きみは言ってたね
こんなに人を好きになったことはないって
でも
でも
幸せって長くはつづかないんだね
ふたりは別れる運命だったんだってさ
出逢わなきゃよかった
なんて思わないよ
わすれない
ぜったいわすれない
きみのこと
これから
いままでよりも
もっともっと
好きになってゆく
サクラフブキの舞うなか
きみのことを想うよ
頬杖ついて
海を眺めながら
きみのことを想うよ
金木犀の香りがやさしくたゆたう
舗道を歩きながら
きみのことを想うよ
街灯の下で
舞い降りてくる粉雪を見つめながら
きみのことを想うよ
ねぇ
ねぇ
きみはいま何しているの?
きみがすべてだったよ
きみがすべてだった
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