8.思わぬ再会、あるいはいずれ帰るべき場所

 昼休憩を返上した一行は、おばさんから軽食をもらって、警備を続けることになります。

 その際、スリを発見。 見事、捕らえてみせます。

 スリに対して尋問も行い、祭りを混乱させるための盗賊団が会場に紛れ込んでいること・盗賊団の首魁は『槍使い』の異名を持つ重戦士であること・人族の盗賊団と蛮族の盗賊団は手を組んでいること、を掴むことに成功しました。

 そして、時刻は13時半。

 今度は衣服エリアにやってきます。


GM : 衣服エリアですね。各部族の民族衣装や革製品の交易が行われている。元々の目的がお見合いなので、結婚式用の衣装や新婚生活用のじゅうたん、テントなんかが売られてますね。このシナリオの様子見ていると、リカントって遊牧民族なんだなーって思うわ


クリスティーネ : 「興味深いですわね。ほら、ここの文様の様式。」


ナング : 「ふむ、教授はこう言った物にも造詣が有るんだね」


フラッド(GM) : 「(うーむ、同じにしか見えん。死んだアイツにもその辺、言われたが分からんかったなあ)」


クリスティーネ : 「向こう側の文様とこことここが共通でしょう。これは250年ほど前に2つの部族が(以下略)」


ナング : 造詣ってレベルじゃなかった(笑)


フラッド(GM) : 「ナング、お前さんは分かるか?」


ナング : 「そりゃあ多少は紋章の事も学んではいたが……これは、さすがに」


ジェニー : 当のリカントが若干置いて行かれている


クリスティーネ : 「で、この文様の原形をさらに遡ると、魔法文明時代の物に行き着くのよ(以下略)」


GM : では、そうやって置かれている当のリカントなんだが、イベントが起きる。具体的に言うと、アレなんだが


ジェニー : えっちょっと待って、ここで!?


クリスティーネ : 延々語りながら物色するので、イベントに巻き込んでやって下さい(笑)


GM : では、ジェニー。どんな知り合いがいい(笑)?


ジェニー : うーん。家族の知り合いとかで、年上のお姉さんとかで


GM : ならば、長い金髪を簡単に後ろでまとめたお姉さんリカントが話しかけてきます。名前はマレーシャとしておきましょう


マレーシャ(GM) : 「ジェニー? 無事だったの?」


ジェニー : 「えっ、ひょっとして……マレーシャさん?」


マレーシャ(GM) : 「ジェロニモ族が襲われたと聞いて、心配してたのよ。無事だったのね、良かったぁ。今どうしているの? 警備の腕章ってことは無職でもなさそうね。安心したわ、本当」


GM : と矢継ぎ早に話してくる(笑)


ジェニー : 「……」


ナング : ぐいぐい来るなぁ


ジェニー : 「……私以外は、全員……『黒き焔』に、やられました……」


マレーシャ(GM) : 「そっか……そうだよね。ゴメンね、辛いこと聞いちゃって」


クリスティーネ : 悪い人ではなさそうだけど、配慮よりは感情が先に来ちゃうタイプかしら


ジェニー : 「わたし以外、もう誰も生き残りはいません。『黒き焔』は、必ず潰します。だから冒険者になったんです」


GM : じゃあ、その事情を聴くと、他の面子に視線を向けよう


マレーシャ(GM) : 「えっと、話からすると、この子の冒険者仲間ってことですよね? えらそうなことは言えませんが、この子のこと、宜しくお願いします……!」


ナング : 「どうも、私はナング。ジェニー嬢の仲間をさせてもらっているよ」


GM : ライエブラッドへの偏見はないから安心して(笑)


フラッド(GM) : 「同じく、フラッドじゃ。まあ、フルシルの導きのままにじゃな」


クリスティーネ : 「クリスティーネですわ。彼女に無茶をさせるつもりは無いから安心して」


ナング : PC全員が前衛だからね(笑)


GM : 一気にみんなのジェニーを見る目が優しい目になった気がする(笑)


マレーシャ(GM) : 「ジェニー、冒険者が大変だったらいつでもうちの部族頼って構わないからね? 旦那だって、あんたが来るって聞けば賛成するはずだから」


GM : マレーシャさんは既婚者で、部族の中でも商人として優秀な人と結婚している。夫婦仲も円満。


ジェニー : 「ありがとうございます。でも、私は止まりたくない。『黒き焔』を倒すまでは。でも……もし、倒した後は……そちらに厄介になるかも、しれません」


GM : ではマレーシャさんは、その背中を優しく抱きしめてくれるよ


ジェニー : 全て失ったつもりでいたけど、こういう人もいるんだね。涙を流します


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