深痕のミシア ―SW2.5リプレイ編―
真田 了
序
「あー、ヒマだ……」
ミシアはハルワルド村の宿酒場のテーブルに突っ伏していた。
ハルワルド村は辺鄙な所にあるので、宿といっても、村の外から客がやってくることは滅多に無いのだ。
しかし今日は、その滅多に無いことが起きた。見たことのない冒険者のパーティーが訪れたのだ。
プレートアーマーを着てツーハンドソードを持った巨漢の戦士。
白く輝き滑らかな曲線を描く鎧を着た女性のフェンサー。
弓を持ったエルフの女性。
ローブを着ている優しそうな神官。
ミシアは顔を輝かせて立ち上がった。
「ようこそ、甘いはちみつ亭へ!ねえ、お兄さんたち、冒険者だよね?!」
「ああ、見ての通りだ」
「ボクを仲間に入れてくれない?!」
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