さよならだけが人生だ

勧酒

勧君金屈巵 満酌不須辞

花発多風雨 人生足別離


嗚呼、友よ


俺の盃を


受けてはくれまいか


俺の盃で


酒を飲んではくれまいか


どうか並々と


注がせてくれはしまいか


花が咲く日もあれば


風で散ってしまう日もあるだろう


雨が降る日もあれば


止まない雨もないだろう


嗚呼、しかし我が友よ


出会いがあれば


それは別れの始まりでもある


さよならだけが人生だ


たとえそれが悲しくとも


誰も時の流れには逆らえまい


嗚呼、だが聞いてくれ我が友よ


人は誰もが孤独だと言うけれど


孤独をわかち合うことはできるのさ


さよならだけが人生だ


さよならだけが人生だ





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