第八話 嬉しいから悲しい

みーやちゃんは

ドングリをぜんぶ落として

すわりこみました・・


気持ちわるくて

クラクラして

立っていられません・・


目の前がグニャグニャに

ゆがんで見えて

上も下もわかりません・・


頭がおもくて

何も考えられず

自分の名前も

思い出せません・・


ろれつが回らず

体も動かず

助けをよぶことも

できません・・


目からは涙があふれます・・


そのドングリは

みーやちゃんにとっては

"猛毒"だったのです

マジックペンのインクと

ふーくんの服の匂いが

しみついていたから・・

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