見つけてもらえた

周りに合わせて髪を切って。笑って。私だけど私じゃない日々を過ごしていた。だけど。

ほらと君に差し出された包みに入っていた、綺麗な髪飾り。

｢え……｣

｢好きなんだろ｣

視界がぼやける。何かが頬を伝っていく。

｢っ……ありがとう……｣

“私”を見つけてくれて。



#言葉の添え木 ｢私のカケラ｣

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る