記録更新中
玄関を開けると朝の光が眩しくて。目を細めた僕の耳に届いたのは。
「あっ、おはよ!」
明るい声。
「聞いてよ! 昨日部活で記録更新したの!」
君は元気に駆け寄ってくる。その姿に僕は笑みを溢した。
「おはよ、すごいね」
「えへへ」
でも僕も記録更新中なんだよ。
ね、何年君を想い続けてると思う?
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