帰ってくる君に

一人で退屈なリビング。聞こえてきたガチャっと玄関の開く音に私は立ち上がった。

「おかえりっ!」

ずっと待っていた愛しい君。疲れた様子の彼に抱きつけば優しい手付きで頭を撫でてくれて。

「……ただいま」

私だけの、大好きなその声。幸せだなあと私は笑った。


#言葉の添え木 「おかえり」

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