【コミカライズ】クソゲー悪役令嬢~滅亡ルートしかないクソゲーに転生したけど、絶対生き残ってやる!
タカば
プロローグ
悪役令嬢の大いなる挫折
なんでこんなことになったのよ!
私は世界で一番かわいい子なんでしょ?
私は一番キレイでステキで、愛さずにはいられない子なんでしょ?
だから、最高のオシャレをしてお茶会に参加したのよ!
なのに、キラキラの銀髪をした男の子は
「女の子って弱いから遊ばないよ」
って言ってどっかに行っちゃうし!
金髪の王子様は
「ひとりでお茶が飲みたいから、ごめんね」
って言って同じテーブルに座らせてくれなかったし!
泣きボクロのお兄さんは
「子供がうろちょろするな、帰れ」
って言ってつまみ出そうとするし!
なんなのなんなの!
みんな私の言うことなら何でも聞いてくれるんじゃないの?
私が一番ステキでかわいいレディだから、何でも望みがかなうんじゃないの?
どうして誰も私の言うことを聞いてくれないの!
どうして誰も私のことだけ見てくれないの!
「おい、泣いて暴れるようなら……」
「うるさい! 私悪くないもん!」
泣きボクロのお兄さんの手を振りほどいた瞬間、私の体がぐらりと傾いた。
買ったばかりの赤い靴が、芝生の上で滑る。
「きゃあっ!」
テーブルに思い切り頭をぶつけて、目の前が真っ暗になった。
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