第6話 失速
「失速」
あれだけ輝いていた春が
すっかり色あせてしまった
僕は独りぼっちの石ころで
それでも何とか生きている
あれだけまぶしかった君に
もう二度と会えなくなった
僕は失意の水底で
それでも何とか生きていく
僕は時々こんな気持ちになって
何もかもがすっかり嫌になったりする
絶望し失速し、ついでにすべてを無くしたりする
それから仕方なく立ち上がり、トボトボと歩き始める
あれだけ輝いていた春に
どこかで出会えそうな気がして
あれだけ大好きだった君に
いつか出会えそうな気がして
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます