番外編 そして魔女はたゆたう《Shake the Which》



アイトスフィア歴六三四年一二ノ月二四日



 戦争が終わり——。

 敗戦国の未来を託されたシルヴァレン家の長女はというと………………冒険者を中心に栄える都市国家アドベント——その首都にいた。


 良い噂も悪い噂もわんさかある、とても大きな街。

「人」という化物が住まう、恐ろしい街。

 首都アドベントの人口は約二四〇万人ほど。

 広大な面積を誇る円形状の都市で、高さ一五メートルもある強固な外壁に街が取り囲まれた、堅牢な要塞と呼べる造りだった。

 シーナは、「去る者は追わず、来る者は拒まず」のこの国に、ヒロとレイン。ついでにアッシュとともにやってきた(国の行方は兄たちに丸投げである)。

 大陸の端の国であるノールエストにまで届くほどの魔法の才を持つ彼女は、この都市で七人しかいない上位の冒険者として確固たる地位を築いているので、むしろ祖国より動きやすいからである。

 あくまでアドベントは都市国家なので国境は別にあり、それなりの検問もあるが、入るのに大した手間はかからなかった。なぜなら、愛竜のシロとともに高空から軽々と侵入したからだ(ちなみにそのシロは、首都内に連れてくると目立って仕方がないので泣く泣く「家」に帰らせている)。

 兎にも角にも、ヒロを助け出すまでは計画通りだった。


 でも——。

 ……正直に言うと、だ。


 ヒロは死んでるかもしれないなと思っていた。


 実際、戦場で彼を拾い上げることには成功したものの、彼はいつ死んでもおかしくない状況だった。いちいち細かく確認してはいないが、少しの間だけ心臓が止まっていたかもしれない。

 治療薬ヒールポーションをぶっかけてみても大した効果はないし、すわこれまでかと思ったが、突如ヒロを不思議な光が包み込み……みるみるうちに外傷を修復していった。

 呼吸も、心臓の鼓動も聞こえた。

 目を疑ったものの、現実は現実。信じるほかない。

 シーナの魔法は治癒魔法ではないので、治療行為はできない。アッシュには、治療薬ヒールポーションで最低限の治療を施しただけと嘘をついておいた。

 よくわからないものは、悪いように転ばない限り放置するに限るのだ。


 ヒロとレインの肩を持つと決めたシーナは、レインのおかげで散々な目に遭った帝国の統治するノールエストに、彼女の身を置いておくわけにはいかないと、国外への脱出を計画する。

 率いていた部隊は領地に帰らせ、ヒロと一番親しいアッシュに一応この計画を持ちかけると、彼は二つ返事でついてきた。彼に多少なりとも好意を持たれているのは自覚しているが、それはどこまで本気なのか、シーナは量りかねていたのだが……。


 何はともあれ。

 とりあえず、信頼できる知り合いの治療院へとヒロを送り込み、シーナとアッシュはそれぞれの生活基盤を整えている、といったところだった。

 小国のとはいえ、仮にも貴族なのでそれなりの金を持ってはいたが、この街に来る前、領地から引き連れていた兵士たちに個人的な財産を分配して保障としたため、ほとんど残ってはいなかったのだ。

 幸い安い宿屋などはたくさんあるため、住むのに困ることはない。

 アッシュとともに(と言ってもほとんどアッシュ一人でだが。ほぼ養ってもらっている)街の外で、害をなす異形ヴァリアの討伐を行ったりして日銭を稼いでいた。

 シーナもでいろいろとやることがあるので、「表」の生活に関しては惚れた弱みということでアッシュに全て丸投げだ。申し訳ないとは思っているが、彼は喜んで引き受けてくれるので、つい甘えてしまうのだ。

 我ながら罪な女だなと、思ってしまうシーナだった。

 それはさておき、「拠点」を置くに当たって重要なのは、行きつけの店を作ることだと考えているシーナは、「都合の良い店」を見つけることに成功していた。戦争に赴く前から知っている店だ。

 というわけで、本日。

 アも酒場はあるにはあるが、あそこはパーティメンバーの勧誘などの目的に使われることが多いので、こた個人経営の店の方が落ち着けるのだ。

 馴染みの店長と軽い挨拶を交わしてから、カウンター席に、シーナは座る。少し奮発して高めの料理に舌鼓を打った後……程なくしてアッシュがやってきた。


「お待たせしました〜、って、あれ……シーナさん、タバコ吸えたんですか?」


「ええ。ノールエストでは周りの目があったけど、ここじゃ自由でしょ」


 ブルーブラックの髪をした「子供にしか見えない」女性は、堂々と深い煙を吐きながら、宣う。


「その格好で吸ってると、犯罪の匂いがプンプンしますよ」


「ごーほうよ、合法。あんたも一本吸う?」


「……いいや。やめときます。息が臭くなったら女の子にモテないんで」


「あら、残念」


 再び、深い煙を吐いていると。


「…………あ、そういえば結局、ノールエストはシルヴァレン家が統治することになったんスか?」


「ええ。ごたごたあったみたいだけど、王族が滅んだ今、近衛の一族なんだから妥当な判断ね。でも、他の貴族の反発も少なからずあるだろうし……これから大変だと思うわ」


 切り替えるようなアッシュの言葉に、軽い口調でシーナは答える。


「そんな、他人事みたいに言って……。それこそ大事な時期でしょう。今更遅いかもしれないけど、こんなところにいていいんスか?」


「細かい政治のこと私が気にしてもしょうがないじゃない。魔法に関しては私の右に出るものはいないけど、こと政治に関してはとんと無縁なの。ノールエストのことは兄上たちに任せるわよ」


「相変わらず自由人だよなぁ……シーナさんは」


 どうでもよさそうな彼女の返答に、まあ、いつものことですが……、とアッシュは苦笑い。


「国にも実家にも未練はないしね。まあ……気が向いたら、また会いに行こうかしら」


「さいですか……。なら、飛竜でだけは行かないでくださいよ」


「なんでよ?」


「砲撃されたら困るでしょう?」


 皮肉で言葉を返すアッシュに、ちぇーと舌打ちしたあと、ワインを舌で転がすシーナ。

 ここのお酒はやっぱり美味しいな、と彼女はしみじみ思う。


「ここに来て三ヶ月……。早いものね」


「……もうそんな経つのか……」


 ふと放たれた彼女の言葉に、アッシュもハッとしたように呟く。


「ここの暮らしには慣れた?」


「そうっスね……。いい加減、特に害もないメリー・シープを狩るのも罪悪感が芽生えてきた頃合いです」


「いいじゃない。害が少ないとはいえ、いくらでも湧いてくるんだから。邪魔だし、ちょっかいを出さなくてもいきなり頭突きをかましてくるような奴らなんて、食べてあげるくらいがちょうどいいわよ」


「飛竜なんて危ない生物を飼い慣らしている人が、よく言いますよ」


「うちのシロは、異形ヴァリアなんかと違って特別賢いからいいの。それに……強さ云々より、羊肉はおいしいのよね。どんどん狩ってきなさい」


 メリー・シープは大した戦闘力もなく、討伐の依頼クエストなんて出るわけもないが、少しでも経験を積みたい駆け出し冒険者たちの格好の獲物である。加工肉も、臭いは少々きついものの柔らかいと評判だ。もちろん入手しやすい分、買取価格も安いものだが。

 しかし、時間を開ければいくらでも湧いてくるとはいえ、個体から取れる肉の量も大して多くはないため、需要がなくなることもない。うまいこと回っているのだ。


 ……そして何よりも、店に直接売り捌くことで食費が浮くのが一番の利点である。


「食いぶちに関してはシーナさんを困らせるようなことはしませんから、期待しておいてもらうとしまして」言いつつ、今まで笑っていたアッシュが不意に神妙な面持ちで、「…………今日、ヒロの見舞いに行ってきてくれたんスよね。どうでした?」


 会話の切れ目を見計らったかのように、尋ねる。

 ……もっとも、アッシュが気にするのも無理はない。

 側から見る彼らには、いまどき珍しいと思うほどに遠慮のなさがあった。要するに、お互いに気をつかうことがなく、自然体で仲が良かった。

 そんな親友が三ヶ月も昏倒しているとあっては、寂しさの一つも覚えるだろう。


 壊滅的に弱いくせして酒には目がないアッシュが、酒類に手をつけていないのが全てを物語っている。……願掛け、なのだろう。


「残念だけど、相変わらずの眠り姫ならぬ眠り彦だったわ。あんたがお酒が飲めるのはまだ先になりそうね」


「……ったく、神様も意地悪だぜ。ヒロも言ってたけど、わけのわからないものを信じるもんじゃねえな」


「どうかしらね。……案外、本気で信じてれば、いざとなったら助けてくれるかもしれないわよ?」


 だって、神様が癒してくれたというくらいでないと、あの瀕死のヒロの蘇生とも言えるような傷の回復は説明がつかないのだから。

 これはあくまで治療院の先生の予想だが、体の限界を超える治癒能力を発揮したことで体力を著しく消耗し、それを回復するために長期間昏睡しているのではないかとのことだった。

 だから神様がひょっこりと、私が助けたのですよ、と顔を出しても別に驚かないような気がする。


「……珍しいですね。シーナさんがそんなオカルト話を信じるなんて」


 たしかに、過去のシーナなら一蹴してたかもしれない。

 だが、傷つける力はあっても、癒す力のないことを改めて思い知っている今は、違う。


「人は日々成長するのよ。いくつになってもね。……ともあれ、信じるだけタダなんだし、どんどん祈ればいいでしょ?」


「ま……シーナさんらしいといえば、らしいか」


 だがしかし、神を信じるとは言っても、アッシュと一緒に断酒をするほどシーナは信心深くはなかった。再びグラスを持ち上げ、ワインをコクコクと飲む。

 ふと、ポツポツと何か細かいものが叩きつけられるような音がした。


「……雨、か」


「雨、ですね」


 シーナたちが窓の方に目を向けると、店内の魔光石の光に照らされた雨粒が薄く見て取れた。


「……そういえば、レインちゃんはつきっきりだったんスか?」


「ええ、仕事以外ではずっとそばにいたらしいわ。治療院の人たちも驚いてた。……まったく、ヒロは果報者ね」


「羨ましいなぁ……。俺にもそんな女性ひとができますかね?」


 冗談交じりに片目を閉じて、シーナを見やるアッシュ。


「さあ? でも、あんたも意外と優しいとこがあるからね。あんたを本気で愛してくれる人は、きっと見つかるわよ。もしかしたら、幸せは近くに転がってるかもしれないわよ?」


 あえて、ごまかす。

 だって、言葉にするのは恥ずかしいからだ。


「そんなもんかなぁ」


「そんなものよ。頑張って探しなさい」


 実際、幸せなんて自分が気づかないうちに手に入れてるものだ。


「そーですか」深く息をつき、彼は浅い笑みを浮かべると、「シーナさん」


 投げかけられた声は、低い。ちらっと見ると、再び引き締められている彼の表情。

 そして……なぜかうるいを帯びた瞳。



「——裏で、何やってるんですか?」



 彼は率直に、そう告げた。


(…………、あーあ)


 アッシュの問いに、シーナが初めに抱いた感想はそれだった。


(ほんと、鋭いわね……)


「そりゃあ、いつもあなたのことは気にかけてますからね。日中どこかに出かけてることくらいは、さすがに気づきますよ」


「……何言ってんのよ、アッシュ。私だって付き合いがあるの。ギルドや街の連中とも仲良くしとかないといけないのよ」


「仲良く『喧嘩』って感じですか」


(……この子もなかなか人が悪いわ。全部、バレてるじゃない…………)


 ——シーナには、アドベントでやることがある。

 この街は、はっきり言って「異常」なのだ。

 その「異常」を変えるため、彼女は戦っている。

 それはいつ命を落としてもおかしくない、危険なもので。

 力を持った彼女は、とある「組織」にとって重要な戦力だ。本来、実家に呼ばれてノールエストに戻ったのも苦渋の決断だった……。

 アッシュとレインだって、三ヶ月も過ごせば街の異常性は身にしみたはず。そんなところに連れてきてしまった以上、彼らをいずれ巻き込むことになるかもしれない。わかっていたはずなのに、なぜ必要以上に関わり続けていたのだろうか。


(…………いや、違うのかしら? きっと心のどこかでは——)


「ほんっと……何やってんのよ、私。これだけ一緒に過ごしてれば、バレないはずないのにね」


「寂しい時くらいあるし、別におかしいことでもないでしょう」


「…………情報は大事よ。とても、ね。どこまで知ってるかはわからないけど、以上、あんたをこのまま見過ごすことはできないわ。さて……どうしようかしら?」


 そう、そうなのだ。

 どれだけ親しい相手で、どれほど信頼している者でも、シーナの立場であってはいざとなれば非常な決断を————、


「——ついていきますよ」


「…………へ?」


 自分がこんな間抜けな声を出したのは、冗談抜きで幼児の時以来だと、シーナは思う。


「——だから、力を貸しますよ。ヒロほどの実力があるわけじゃねえけど、俺にはユーモア溢れる変身魔法があるし。諜報、偵察…………あと、『暗殺』とかもやってんですかね? まあとにかく、なんでもござれです。裏稼業には役立つでしょう?」


 本当にどこまで知っているのやら、筒抜けだ。


「本気で言ってるの? レムナンティアとの戦争なんて比べ物にならないくらい危ない道よ? 今度こそ……死ぬかもしれないわよ」


「いまさら何を?」


「正義の味方とか、興味あったりするの?」


「俺は今のところ、正義の味方の前にシーナさんの味方で在りたいです」


 ……そんな彼の毅然とした態度を前にしたシーナは、ついつい「本音」が漏れ出てしまう。


「…………私はね、きっと怖かったの。自分が背負っている想いが……仲間からの想いが、怖かった。だからこれ以上、想ってもらうのは辛かった」


「その想いを、ほんの少しでも肩代わりするためにも、俺はシーナさんを手伝いたいんスよ。——だって……俺の気持ちを受け止めてもらうスペースを確保しといてもらわないと、困りますから」


 陰りのある面持ちで心情を吐露するだけだったシーナ。

 それなのに、あくまでも彼らしく軽薄であり、しかし確かな意思がこもった返事が返ってきたことに……思わず破顔してしまった。


 実際のところ——シーナが漏らした言葉の意味を、アッシュは真に理解できていたわけではない。

 彼女が、この街の闇と戦っているのだろうという

 でも、彼にとって……こんなシーナの顔は『決断』を下すには十分だった。

 そして、彼の言葉も——、


「——いいわよ、わかったわ。実は私も、アッシュには手伝ってほしいと思ってたの」


 シーナの心を動かすのに十分だった。十分すぎた。


「そりゃあ、何よりです。……ま、これからもよろしくお願いしますということで」


 やったぜ、と顔に書いてあるように無邪気に笑った彼の横顔を見て、シーナは内心、全くもって場違いなことを考えてしまう。


(………………そうね……。ひとまず三年くらいは様子を見ようかしら?)


 ……もっともさっきの彼の発言は、完全に『告白』のそれなので間違ってはないのかもしれないが——。

 女たらしのアッシュがあと三年、多少の寄り道をしようと、自分を本気で想い続けてくれるのなら彼の気持ちを受け入れてあげようか、と検討する。


(それにしてもやっぱり、私は年下に惹かれるのか……)


 もう今年で二四歳になるけれど。

 ついでに言えば、今までだいぶと遊んできたけれど。

 シーナだって、女の幸せくらい掴んでみたいのだ。

 もともと男なんて、ヒロほどの一途さを発揮する方が珍しいはず。


 仮に、だが。

 恋人ができたとして、相手がどこの誰と遊ぼうが、最後に自分の元に帰ってくるのならシーナは別に構わなかった。

 その相手がアッシュなら悪くないかもしれないと、彼女は思う。

 ……優しい男は嫌いじゃない、と。


(今はそんなこと考えてられないけど——まあ、いずれ……ね)


 シーナは心の中だけで呟いた。

 とりあえずは、ヒロのことだ。彼は必ずまた目覚めるだろう……。なんとなく、そんな気がした。まずはそこからだ。

 せめて、この子たちとの未来が少しでも明るくなればいいな、とシーナは「夢想」した。


「……ねえ、やっぱり吸いなさいよ。大人の味、知っておくのもいいと思うけど」


 指で挟んだタバコを一本、アッシュの眼前に差し出す。


「だから、口が臭い男はモテないんですって」


「私はタバコの匂い、好きだけどね」


「…………」


「……いらないか」


 と、手を引こうとしたシーナの左手が、ピタッと止まる。

 アッシュが自らの人差し指を挙げていたからだ。


「一本だけ……。一回くらいは、大人の味ってやつを体験してみます」


 ふふ、と笑った彼女は、そのままアッシュの口に咥え入れると、そっと

 彼は……その「味」に対してむせこんだ。


「……美味いっスね」


「でしょ?」 


 お互い、はにかみあった。

 …………と、ポケットで振動するものがあった。魔法具の「携帯念話」だ。

 シーナは白い長方形の小ぶりな道具を取り出すと、二つ折りになっているのを開く。

 携帯念話は、対になるもう片方の機器と、どのような距離でも通話できる便利な魔道具である。通常ペアリングできるのはお互いに一つだけなのだが、シーナのはかなり特別性で九個まで登録できる。携帯念話自体も貴重であるが、通常版が霞むくらいの幻の魔法道具マジックアイテムだ。


「誰からですか?」


「五番だから……ヤブ治癒術師ヒーラーのジェーンよ」


 シーナはそれだけ言うと、携帯念話の下半分、縦横両方が三列に配列された番号のうち、ちょうど真ん中の五番を押してから耳に当てる。


 その通話は会話というほどでもなく、「ええ」とか「うん」と数回相槌を打った後、


「すぐそっちに向かうわ」


 そう答えて、彼女はパタリと携帯念話を閉じる。


「ヒロのことで……何か?」


 さすがにこの時間帯の治癒術師からの連絡なんて、用件は限られている。

 そして——それは正しい。

 噂をすれば、というやつだ。


「そ。眠り彦の目が、覚めたらしいわ」


「……やっとか。あの野郎、遅えんだよ」


 シーナは笑った。アッシュも、笑って言った。



 ——彼らの物語は再び始まる。


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