僕と傷

ずっと覚えてるよ 傷つけられたこと

今でも傷口をなめているよ

傷と呪いを抱えているよ

僕と傷とその記憶は

もはや愛し合うかのように繋がっているよ

離そうとしても離れないまま

またその傷に襲われる

僕は何度でも地に伏して

ぼろぼろと涙を流しながら

辛く悲しく痛みをぶり返して

手を触れることもできない傷と

ずっとずっと暮らしてくんだろう

これからもそのような心的な外傷の類いが

積もっていく一方なんだろう

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