第50話- どうして僕はこんな処へ
細い獣道を下草に足を取られながら進むと一件の家が見えてきた、使われていない荒れよう、割れた窓ガラスが目についた。
どうして僕はこんな処にと思った瞬間、
割れていたはずの窓には明るい色のカーテンがかかり、
部屋からは食べ物の良い匂いが漂って来て、
吸い込まれるように足を踏み入れた。
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