胃が痛かった~第88回日本ダービー
2021年5月30日に、東京競馬場で第88回日本ダービー(東京優駿)が開催された。
2年ぶりに観覧席に観客たちが戻ってきた。
(事前に予約の申し込みをした人のみである)
ぼくは、レースのもようをNHK総合テレビで見ていた。
おカネはかけんけど、日本じゅうが注目する大一番のレースだから、やっぱり気になるねん…
2021年のダービーの目玉は、1番人気の1番・エフフォーリアと2番人気・16番サトノレイナスの2頭である。
1番人気のエフフォーリアは、皐月賞(4月18日・中山開催)で1着を取ったので、GⅠ2連覇を取るかどうか…
2番人気のサトノレイナスが1着を取れば4頭目の牝馬でダービー制覇となる。
過去に牝馬でダービー制覇をした競走馬は、戦前のヒサトニとクリフジ…そして、2007年のウォッカの3頭だけである。
つまり、サトノレイナスが1着になれば14年ぶりに牝馬のダービー制覇となる。
はたして、その行方はいかに…
…とその前に、過去の日本ダービーのことについて少し話をする。
印象に残っている日本ダービーと言えば、ディープインパクトがダービーを制覇した2005年である。
ぼくは、この時の様子を食い入るように見ていた。
過去10年の間のダービー制覇の競走馬の大半は、ディープインパクトの子であった。
そう、ダービー馬はダービー馬から生まれる…
しかし、そのように行かない場合もある。
それでは、この時の様子を実況してみようか…
ブラスバンドによるファンファーレのあと、17頭の競走馬が各ゲートに入って行く。
すべての競走馬がゲートインした。
(バーン)
さあ、ゲートが開いた。
各馬が一斉に飛び出した!!
(ワーッ)
先頭に出たのは、17番・パステットレオン…
NHKマイルカップでは、騎手落馬で競走中止になったので、この日本ダービーでリベンジなるか!?
エフフォーリアとサトノレイナスは、後方から様子をうかがう…
この時点では、まだ目立った動きはなかった。
スタートから90秒が経過した。
(ピシッ、ピシッ、ピシッ、ピシッ…)
さあ、競走馬にムチが入った。
ここから、ゴールまでの間の直線勝負だ!!
エフフォーリアとサトノレイナスが飛び出した!!
エフフォーリアが先頭に出た!!
1番人気・1番・エフフォーリアがトップ!!エフフォーリアがトップ!!エフフォーリアがトップ!!
つづいて、2番人気・16番・サトノレイナスが来た!!
その後ろから、10番シャフリヤールが追いかけてきた!!
1番・エフフォーリアは逃げ切れるか!?
残り100メートル!!残り100メートル!!
1番・エフフォーリアが逃げ切るか!?
ああ、10番シャフリヤールが接近した!!
ならんだ!!ならんだ!!
もうすぐゴールだ!!
はたして、ゲートを先にくぐるのはどっちだ!?
ああ!!なんてこったーーー!!
ゲートに5頭が一斉になだれ込んだので、ますます分からなくなったーーーー!!
結果は、写真判定に持ち越された。
場内の特大ビジョンの着順に、数字が表示されていない…
おいおい、どないなってんねん…
観客たちは、てもとにある勝ち馬投票券に記載されている数字とにらめっこする。
写真判定の結果が出るまでの間、観客たちはこうつぶやいた。
絶対シャフリヤールだよ…
いや、エフフォーリアが先についた…
シャフリヤールの鼻が出ていたから、エフフォーリアは2着だよ…
観客たちは、ああでもないこうでもないとつぶやいた。
そして、写真判定が終わった。
その結果、先にゲートをくぐった競走馬は…
………………
10番・シャフリヤールだった。
エフフォーリアは、残念ながら2着…
牝馬でダービー制覇が期待されていたサトノレイナスは、5着に終わった。
…と言うことで、2021年の日本ダービーは胃がキリキリ痛む展開であった。
シャフリヤールにするんだった~(ワーン)
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