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第21話◆食・小麦粉

業務スーパーで、時々薄力粉と中力粉１kgが98円で売っている。

強力粉は158円、それでも他の店より安い。

1,000円程の高い小麦粉も買った事があるが、プロじゃないので違いがよく分からない。新鮮であればいい、私の姉は１年以上前の小麦粉や米が冷蔵庫に入ったままだそうだ。作ってやんよー

小麦粉は、だいたいどこの国でも使うが、調理方法が欧米は主に焼くけど、東洋のは蒸したり茹でたりすると感じる、水質のせいだろうか。特に砂漠の国で水を調達するのは難しいのかもしれない、モロッコのタジン料理は素材の水分で調理する。

よくお菓子の本で、「分量を正確にはかる事」と記載されているが、本と同じに作れば失敗が無いという意味もあるけれど、だいたい使う材料は同じで割合と作成方法が違うからではないだろうか。

小麦粉・砂糖・バター・卵でクッキー、パウンドケーキ、カップケーキ、スポンジケーキ、タルト、クレープ…色々とできる。卵を引いたり、牛乳を足したり、バリエーションは色々。

イギリスの料理番組を見ていたら、粉は量っていたが、「バターはこれ位、牛乳はマグカップ１杯」と適当な量だった。つまり、同じ料理が家庭によって味が違うのと同じ。

国によってもショートブレッド、クッキー、サブレ、ビスケット、ガレット…

レシピ本やネットではそれぞれ、入れる物や分量が違うけれど、それぞれ個性を出したいんだろうなと思う。特にネットショップは、プロ向きだったり、商品を買って欲しいのであろう、たくさん材料が書いてあって、混乱。基本で良いです。

「おいしくない」とクレームがあったら、おそらく「書いてある通りに作りましたか？」と聞かれるだろう。機器も素材も経験もセンスも違うんだから仕方が無い、好きなように作れば良いと思う、食べるのは自分だ。焦げさえしなければ食べられる、生（なま）だったら焼けばいい。

子供の頃、小麦粉が多い方がたくさん食べられると、多量に入れたら硬いスポンジケーキができた。それでも、生クリームやメレンゲ、砂糖と水でアイシングしたら、美味しく食べられる。無駄にしなければそれで良い。

基本：

小麦粉1：砂糖1：バター1：卵1＝パウンドケーキ

小麦粉2：砂糖1：バター1＝クッキー

小麦粉1：砂糖1：卵1＝スポンジケーキ

小麦粉1：牛乳1.5：卵0.5：バター0.25＝クレープ

小麦粉2：水1.25：塩少々＝チャパティ

小麦粉2：水1.5：塩少々＝すいとん

小麦粉2：水1：塩少々＝餃子の皮

小麦粉2：水2：砂糖0.5：油0.05：ベーキングパウダー0.05＝蒸しパン

※だいたいなので、正確では無い

https://36774.mitemin.net/i566131/

*phot009 左：本物を知らない鹹豆漿と葱油餅もどき　右：適当にフルーツを載せて焼いた菓子

買ったホットケーキミックスは同じような味がするので、自作ミックスを常備している。卵や牛乳が無くてもできる万能の素。オーストラリアのミックス粉がしょっぱくてビックリ。

小麦粉は色々作れて楽しい、いつも買いだめをして、粘土気分でコネコネ。お腹が空くと、夜中でもお菓子を作る。肉がたくさんあると、中華まんの中に入れて、冷凍保存。何も無い時に温めて食べる。麺類はうどんしか作った事が無いが、小麦粉は焼いても、蒸しても、ゆでても違う物ができるのが驚きだ。

非常食としても優秀だと思う。

https://36774.mitemin.net/i566132/

*phot010 ソースを掛けた鶏肉まんとホットクッカーで焼いたチキンマリオまん

レシピも色々あるけれど、特に餃子などタレに付けて食べる物の中身の味付けは、塩分過多になるので、せいぜい塩こしょう程度。にんにくは入れる、これは好み。

クレープだって、そのまま食べずにジャムやクリーム等を入れるのだから、更に砂糖を入れたら糖質過多の懸念あり。

美味しい事も結構だが、一人暮らしは何があるか分からないから、何より健康。そして何か処分したい物を活用したり、余計な物にお金を掛けない事を念頭に料理を作った方が良いと思う。

※＜*phot～＞は写真を掲載している「みてみん」サイト参照