第4話 シスコン勇者とのどかな村?
あれから数週間経った…いや、村にはいつでも行けるんだけど…どうにも踏ん切りが付かなくて、その内その内とズルズルって感じ。
コトハも呆れていたけど、強くは言ってこなかった。やっぱり初めての環境は怖いから。
てな訳で数週間、俺達は…
名前 レオ Lv18
種族 人族
年齢 15歳
SP 20
スキル 刀術Lv2・身体強化Lv3・解体Lv3・瞬歩Lv1・弓術Lv1・結界Lv1・敵意察知Lv2・状態異常耐性Lv1
称号 人族の勇者・人見知り
加護 ノアの加護
ノア特製セット…鑑定・不老・異世界言語理解・修羅Lv1
名前 コトハ Lv17
種族 人族
年齢 14歳
SP 0
スキル 水魔法Lv4・鈍器術Lv1・杖術Lv1・生活魔法Lv2・状態異常耐性Lv2・解体Lv4・マップレーダーLv2
火魔法Lv1・風魔法Lv3・回復魔法Lv1
称号 人見知り
加護 ノアの加護
ノア特製セット…鑑定・不老・異世界言語理解・全魔法素養Lv2
に、成長している。村ならもう平気だろう多分、うん多分。
いよいよ村に向かう決定的な理由は、岩塩が尽きたから。村には徒歩2時間くらい、俺は身体強化で楽々だけどコトハは少し息が切れそうなので休憩を挟みつつ着いた。
お決まりの高台の見張りはいたけど門兵は居なかった。そのまま入ってもOKらしい。
「まずは何したいコトハ?俺は宿取った後、雑貨屋や食料品でも見るつもり」
「そだねぇ、回復Lv上げたいから小遣い稼ぎついでにヒール一回1銀貨でどこかにうりこもうかなー、露店ぽくしてもいいし」
「おーなにかあったら叫べよ?すぐ駆けつけるからな」
「はーい」
ちょっとコトハの行動を眺める、手をパンパンと叩きヒール1回銀貨1枚だよーと大声をあげると……
村が狭いのか、家から店からワラワラと人があつまり、かなりの列になっている。
ちょっと予想外とばかりにあわあわとしてるコトハまじ天使。相場がわからんけど1回1銀貨は安いらしいな。いいスキル上げになるしね。
その間俺は村に一軒しか無い宿を二人で1泊2食8銀貨で、とりあえず三日分取り…ベッド1つじゃコトハ怒るしな。
次は武器屋に、余りいいのはないが、とりあえず丈夫そうな弓と矢を100本…コトハはメイスが欲しいと言っていたので、なんか刺々しい痛そうなメイスを買った。残り金額4金貨程。
雑貨屋に商業ギルドの仮カードがあるので、それ2枚と岩塩2つと砂糖1袋を購入。ついでに必要のない素材を売って残金18金程。
肉屋や野菜屋、魚屋も回った。‥下着類は後で一緒がいいだろう。勝手に買えないしな。
迎えに行くと疲れ果てていたので背負って宿に向かった。
宿のご飯は鶏肉のステーキ、野菜サラダに野菜のスープ…そして固そうな黒パンが1つ。
「このパン固いね兄さん、食事でも疲れるとは…。」
「ああ、あの人みたくスープに付けて食べるみたいだな…うん、柔らかくなったよ」
「ほんとだ‥これなら何とか…、ステーキは美味しいね」
「うん、岩塩が高いのかちょっと薄味なのがねぇ…胡椒も売ってなかったし」
「ふぇー、料理が大変だねこれは。稼がないと…調味料も作らないとかもね」
「知識が俺はないなぁ魚醤は動画で見たからなんとなく、ウスターソースもなんとなくかな」
「それだけでもすごいよ、ありがとう兄さん。私はジャムくらいかなぁ…うーん」
「砂糖なら買ったよ、すっげ高かったけどな」
「ほんと?売ってたのか、諦めてたよー後で少し舐めていい?」
「はは、飽きるまでどうぞ」
夜も更け、それぞれベッドでまどろんでると…敵意が近づいてくる。
「にぃさんレーダー魔法に敵が映ってる、6人いるよ。」
「ああ、わかってる」
やがて
「「盗賊だー!みんな起きろー。盗賊だー!戦える物は外に出ろー!」」
と、大声で見張りの声や鐘が鳴り響いた。
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…まだ舞える
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