シスコン勇者と妹のまったりスローライフ
くましぃ
第1話 シスコン勇者と妹と
いきなり知らない天井だ…俺、家で寝てたよな?…ん?誰かいる…琴葉かな?。
「琴葉ではありません勇者レオよ、こちらへどうぞ‥紅茶でも飲みながらお話しましょうか」
「俺は死んだのか?」
「いいえ、あなたは現在も地球で寝ていますよ。そうですね…なにから話しましょうか、私はとある世界の管理者ノアです。あなたはその世界の勇者として選ばれました」
「お断りします」
「…理由を聞いても?、勇者はかなり好待遇ですよ。身分も保証されますし、望みはほぼ叶います。勇者と言っても300人程送り込みますので、10人やそこらが使命を全うしないのも許されます」
「俺には大事な妹がいます、離れ離れになる訳には行きません。お断りします」
「んー、でしたらその妹も同じ場所に転生させましょう。如何ですか?」
「お断りします、妹を地球より危なそうな世界に行かす訳には行きません。まだ日本のが安全です」
「なるほど(シスコンめ…)、ではどうでしょう。その世界"エリアル"はダンジョンがあり貴重ですが、不老不死の薬や、不死の薬、若返りの薬、部位欠損を修復するくすり等の秘薬があります。これらは地球には存在しませんよね」
「ぐっ………」
「(効いてる効いてるw)そうですね、特別に不老の薬2人分差し上げましょう。これで成長が20歳程度で止まります…どうです?妹の琴葉さんの老いる姿を地球でみていきますか?」
「ううっ‥‥琴葉っ」
「(もう少しね)そうね…望むならいきなり城への召喚では無く、私が安全な小高い丘に送りましょう、2人で過ごすのに丁度良い空き家がありますよ…城へ行って士官するもよし、旅をするもよしです」
「ぐっっ、何故ですか、何故そんなにこちらに都合がいいんだ?」
「(墜ちたな)あなたには勇者としての素質があります、300人転生させますが‥そんな物有象無象です、そして何よりあなたが行きたいと心から願えば願うほど、その力は膨れ上がります。他の勇者はもうすでに転生し終えてます、私も顔も知りません‥スキルは適当に渡しましたが」
「正直悩んでいます、あなたを信用していいのか…。妹は不老になって幸せなのかとか…」
「(もう一声ね)ではこうしましょう、あなたの妹には全魔法を使える素養を与えましょう。どうですか?、琴葉さんの魔女っ娘姿…観たくありませんか?(えーいとどめよ)、ちなみにエリアルは妹と結婚も認められています」
「よろしくお願いします、管理者様」
「(釣れたー!)2人にはエリアルで過ごせる様に、鑑定Lv1・異世界言語・不老をつけたノア特製セットを付けましょう。琴葉さんには全魔法の素養、レオには…あなたは刀が好きみたいなので、成長する刀………名刀"修羅"を渡しましょう」
「ありがとうございます」
「では良き人生を」
「兄さん、兄さん起きて…」
「んん‥コトハどうした…ああ、そうか。夢ではなかったのだな」
「兄さん大変なの起きたらここに誘拐されてて、でも兄さん以外いなくて…なんか変な服着てるし私」
「変じゃないよ、似合ってるよコトハ」
「そんな事より、なんで兄さんそんなに落ち着いてるの?何か状況知ってるの?」
「うん、知ってる今から言う事は冗談では無く真実だ。兄さんマジメモードだ」
「わかった、マジメモードなら信用する」
…そうして夢での出来事を全て話した。
「そんな事が…つまり剣と魔法の世界なのねココ、で‥兄さんは特別な勇者に選ばれたけど…使命はいまの所降りてない…と。ありがとう兄さん私も連れてきてくれて、1人取り残されてたらって考えるだけで怖かったわ‥」
「1人になんてさせないさ…一生」
「それはちょっと重いけど‥ふーん、兄さんと結婚ができるねぇ…でも不老かぁ。兄さんよりいい人で同じ不老の人なんているのかしらね…ああ、ダンジョンで薬見つければいいのか、でもその場合危険が伴うと………」
「コトハー一緒に居ようよ兄さんとー、兄さん泣いちゃうよ?」
抱き着こうとしたがさけられる…まぁいつもの事だが。
「で…ここは小高い丘の空き家って事なのね、まあ当分ここで暮らしましょう兄さん」
「だな、勇者稼業は他の人に任せるよ。どうしても無理ならその時考えるし、準備として冒険はしたいと思ってる。たまにね冒険は、基本はここでコトハとだらだらしてたい」
「そうね…とりあえず兄さんの方針がいいわね、この世界の事がわかるまでひっそりと生きた方がいいわ、時間だけはあるんだし…とりあえずは鑑定?で家の中やみえる範囲の外で食べれる物がないか探しましょ…兄さん」
こうして俺とコトハのスローライフが始まった。
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暑くなって来ましたね…クーラーつけるか悩んでいます。
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