2人だけの教室
二枚目に休んでいた時のノートを貸すために、朝私たちは会う。君のいた教室には、生徒が沢山いて、私がいる教室には誰もいない。君のために用意したノートは全て君のところへ持ってきたのに、二枚目は誰もいない教室までわざわざ移動した。
君との距離がこんなに近い。2人だけ。
「女の子の字だ!」
そんな一言が嬉しい。女だよ。ええ、私は女です。貴方に想いを寄せる女です。そっか二枚目は一人っ子なんだっけ。
手が震えそう。緊張する。ああ、二枚目、君とずっと過ごせたらいいのに。
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