第113話 リゾートホテルが乗っ取られた!?

 コーラルビーチにあるオーシャンリーフというリゾートホテルに潜入せんにゅうしたヒビキたち。

「ホテルは、もともと旅人に寝る場所や食事などを提供ていきょうしていた施設である。英語のhotelは古フランス語のhostelから来ており、このhostelの語源は中世ラテン語のhospitale、ホスピターレであり、もてなし施設しせつ、宿という意味である。日本語では通常カタカナでホテルと表記するが、あえて翻訳ほんやくして、訳語を探して漢字で表現すると、結局のところ宿といった程度たいざいの表現に落ち着く。なお、ホテルは宿泊施設の一種で、一日から数日、あるいは一週間程度までの短期間の宿泊を想定して発展してきた宿泊施設である。類似する機能を持つ宿泊施設としてはユースホステル、ペンション、ベッド・アンド・ブレックファスト、民宿などがある。数週間~数ヶ月など長期滞在するような施設とは通常は区別される傾向けいこうがある。朝食を提供する機能を有しているものが多いが、食事無しの素泊まりのタイプもある」

「このホテルは、誰かに乗っ取られているのかも!」

そこは、当たりが真っ暗になっている。

「気を付けていこう!」

「うん!」

無人となったオーシャンリーフの内部を、慎重しんちょうに調査するヒビキたち。

すると、

「誰か俺を助けてくれ!」

チョコレートの生き物がゴーストにおそわれている光景を目撃もくげきした。

「行こう!」

「うん!」

現場に向かうと、ゴーストにとらわれたチョコレートの生き物の救出作戦が始まった。

「俺も力になってみせる!」

アラシは、ダイヤモンドのマジカルジュエルを魔法まほうの筆にセット。それを空に向けてると、

「チャンスオブタイム!」

バニラとココアの魔法によって、時間が一時的に静止した。

「私に任せて!」

サクラは、ルビーのマジカルジュエルを魔法の筆にセット。それをモンスターに向けて振ると、

「ブロッサムトゥルビヨン!」

ラビカの魔法によって、モンスターを倒した。

「チョコレートは、略してチョコともいう。ショコラと呼ばれることもある。近年の工業生産チョコレートでは、カカオマス、砂糖さとう、ココアバター、粉乳ふんにゅうといった主要材料以外に、様々な添加物てんかぶつが配合されることも多い。原料コスト削減や加工性を上げる目的で植物性の油脂ゆしなどを加えたり、加工コスト削減さくげんの目的で乳化剤などを加えたり、風味の向上の目的で香料こうりょう甘味料かんみりょうなどを加えたりする」

「助けてくれてありがとう!俺はカカオだぜ!」

カカオはヒビキたちに挨拶あいさつすると、

「さあ、ハミングタウンに帰ろう!」

「うん!」

ヒビキがスマートフォンで転送アプリを起動して、ハミングタウンに帰ったのであった

 その後、

「誰もいないみたい」

「どうして地底人たちがい出されてしまったのか?」

「そのなぞを、僕たちが解くしかない」

ヒビキたちは、オーシャンリーフのロビーにいた。

「ダイニングに入ってみよう!」

「そうだね」

ダイニングに入ってみると、テーブルに食べかけの料理が並んでいた。

「ここに泊まっていた観光客が食べていたのだろうか?」

「そうかもしれない。ここは素敵なおもてなしがあると聞いたのだが…」

ヒビキとチララは、そう思うのであった。

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