第15話 最後のバカンス♯3

 明日で、お別れだと思うと少しだけセンチメンタルな気分だ。


「ルー!! 忘れちゃヤダよ。

 アリスのこと……🥺✨」

 感極まったのだろうか、ウルウルとアリスの瞳が涙で潤んでいた。


「そ……、そんなァ、忘れるワケがないだろう!!」

 ボクの初恋だ。

 絶対に、忘れるはずがない。


「ねェ、私……、ルーのことが好きだけど。

 ルーはアリスのこと好きィ……?!」

 不意に、彼女が恥ずかしそうにボクに訊いてきた。



 大きな瞳で見つめられると異様に胸がたかなっていく。



「えェ……😳💦」突然の愛の告白に一瞬、時が止まったようだ。

 心臓の音だけがドキドキ聞こえてくる。 


「どうなの。ルー!! 好きなの?!」


「うゥ……、あァ、そりゃァ……、もちろん好きだよ」

 かすかに緊張で声が震えている。

 こんな風に女の子に告白したのは初めてだ。



「じゃァ、ルー……✨😚✨✨💕

 最後にキスをしてェ……✨💕💕」

 美少女が、ボクに抱きついてきた。

 柔らかなオッパイがボクの胸板へ押しつけられる。



「えェ……、最後にキスゥ……😳💦」

 思わずドキッとして、かすかに全身が戦慄わなないているようだ。

 


「うン、アリスのことを忘れないように……✨😚✨✨💕」









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