【完結】軌条の羽撃き
大家
はじめに
はじめに
このセッションに集まった者達は、GM含め全員ソードワールド2.0はやり込んだが、2.5は初めて、もしくは1回やったことがある程度の初心者ばかりである。
まずGMはシナリオを作る前に、PLに対してソードワールド2.5でやってみたいことはあるかと質問をしていた。すると、5つの回答が返ってきた。
・走行中の列車の上下で戦闘
・上下に分かれるのでプリーストが2人欲しくなるやつ
・必死の形相で走らざるを得ない展開
・セリフ「やったか!?」(やってない)
・新人の冒険者がやりたい
GMは、この5つの希望をすべて盛り込んだシナリオを作成することにした。
まず、「新人の冒険者がやりたい」という要望に、「玄人冒険者と新人冒険者がPTを組んでいるのがみたい」というGMの願望を付け加え、PL達にキャラクターを作成してもらった。
次に、新人冒険者をするプレイヤーには内緒で、玄人冒険者をしてくれることになったPLに、所属することになる宿の説明と、あるひとつのお願いをした。
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冒険者ギルド支部<
キングスレイ鉄鋼共和国の首都、キングスフォールの南部にあるサウスロンド駅付近にある冒険者ギルド。
田舎町にあるため、所属する冒険者の数はそう多くはない。
娯楽の少ない田舎町のため、酒場として一般人にも親しまれている。厨房では3匹のコボルドが腕をふるっている。
このギルドは元冒険者のギルド支部長、アイゼンが運営している。
この冒険者ギルドは、新しくギルドに入会した新人冒険者に対し、一人前の冒険者である証、”冒険の紋章”を渡す前にあるテストを行うという、他のギルドにはみられない風習がある。
テストの内容は、新人が3回目に受ける依頼に、ギルドに所属しているブロードソード級の冒険者を同行させ、新人たちが"冒険者の不文律”を遵守しつつ、依頼を遂行できるかを見てもらうというもの。
テストの評価はおもに2つ。
・”冒険者の不文律”を正しく理解し、それを遵守出来ているか。
・1人も欠けることなく、五体満足で帰還できるか。
このテストに合格した冒険者は、正式に『軌条の羽撃き亭の冒険者』として迎えられ、”冒険者の紋章”を手にすることができる。万が一不合格だったとしても、再挑戦することが可能。
なお、このテストは新人冒険者には伏せられており、合格して初めて種明かしをされる。
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先輩冒険者にお願いした内容
ルールブック1の365Pにある”冒険者の不文律”をきちんと認識出来ているかを試すようなシーンを盛り込もうと思っている。
4つの不文律のうち1つはGM側から質問をするので、残りの3つについては、シーンがきたら先輩側から質問をしてもらいたい。
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GMのお願いに対して、PL達は快諾してくれた。
かくして、初心者だらけのソードワールド2.5セッションが幕を開けたのだった。
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