第1話⑥未婚の男女

「彼氏は……いません。もちろん、結婚もしていません」

「じゃあオレ、立候補しちゃおっかな~」

中岡が、急に元気になる。

「中岡君!」

「中岡さん。川嶋さんにも『選ぶ権利』があるんですよ。ねぇ、川嶋さん」

圭一が、助け船を出す。

「…………」

どう対応して良いか分からず、弥生は固まってしまった。


「院長~。それってどういう意味ですか~?」

みんなが笑う。

「とにかく!今日も頑張りましょう」

「はい!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る