怖面白かったです。衝撃の告白からいろいろ想像しましたが、ゆいちゃんの闇は深そうですね。やはりかえでちゃんの為なのでしょうか。ダークな雰囲気だけど、とてもリアルに描かれており、あってもおかしくないかもと思わされました。それほどの文章力が流石です。昼顔の描写が上手いなと思いました。

ぞっとするほど美しい目をしているんでしょうね、ゆいちゃん（苦笑

おもしろかったです。
ゆいちゃんのこれから、が本当に読めて嬉しかったです。
まこちゃんも怖いですが、自分の行動を微塵も疑わないというゆいちゃんも、これまた怖いですね。

一体何をしてまこちゃんを退学に追い込んだのか。
聞いてみたい気もするけど、このゆいちゃんには聞けないですね。
それこそ影が濃くなっていきそうで（笑

人を退学に追い込むようなことをしたのに、かえでちゃんが見惚れるくらいの表情や笑顔を振りまけるゆいちゃん。

怖かったです。

モテるとしきくんが羨ましい、という単純な視点で読んでたんですが（笑
最後のゆいちゃんの冷たさに恐怖を感じて、読み返してしまいました。
復讐を忘れないカラスに例えられているところに、ゆいちゃんにはまこちゃんに対する明確な恨みがあるのでしょうか。

だとすると、まこちゃんの邪悪さがより浮き彫りになっている気がする。

欲しいものを手に入れるためにはいくらでも変身できる、犠牲を強いることができる人、というイメージがより鮮明になるし、としきくんが見ていない場所でもシクシクと泣ける様は、自分をもだますレベルでドジっ子になりきっていると言える。
そして、そんな深い恨みをかっている相手の前で、何もなかったかのように自分本位の振る舞いができてしまっているとすれば、こんな気色の悪い人はいない。

詐話師、詐欺師として豊かな才能を秘めているのが垣間見えてくる。

そんなまこちゃんに共通の嫌悪感を抱けるという意味で、二人は健全な感性を共有しているのかもしれないが、嫌悪し嫉妬するも距離を詰めようとは思っていないかえでちゃんと、獲物として見始めたゆいちゃんとで、微妙に距離間が変化しているような気がする。

ゆいちゃんの何かがこれから始まるのではないか、という怖い期待をはらんで終わっていくのが、何やら気持ちよかったです。
面白い物語でした。
ありがとうございました。

こんな事が現実にあるのか分からないんですが、妙にリアルで鳥肌でした。ずっと心の中に押し込めていたんですね。その感情の一端を最後にちらりと見せるのが怖かったです。面白かったです。